さらっと快適 洗えるシルクマスク<シルクシフォン>生地について
新しい薄型シルクマスクの販売をスタート!
製品開発にあたり採用したシルクシフォン生地について詳細をお伝えします。
【どうして さらっとしているの?】
経糸、緯糸に、強く撚り(より)をかけた糸を使用しています。「撚り」とは糸をねじりあわせることです。
撚りをかけた糸のことを、撚糸(ねんし)といいます。撚りの回数の多い糸は強撚(きょうねん)と言い、極細の生糸でも強撚をかけることでより丈夫な糸になります。強撚糸を使用し織物を織ることで水洗い後に生地が縮んで、生地表面にシボが立ちます。そのシボによって生地表面に凹凸ができることで肌接点が少なくなり肌触りがさらっと感じることができます。糸に撚りをかけることで、吸水後の速乾性が無撚糸の織物と比較しても速いこともその理由の一つです。
強撚と聞くと「太い糸でガチっとしてそう」「ゴワゴワしてそう」とイメージするかもしれませんが、荒井が得意とする極細の生糸に強撚をかけ糸本数を多く設計することで、ふんわりと薄く肌触りのよいシルクシフォンが出来あがります。
【洗濯実験をしてみました】
シルクシフォン生地の弱点は洗うと大きく縮んでしまうことでしたが、特殊加工を施すことでこの弱点を克服。シルク生地の風合いはそのままに、繰り返し洗えて縮みにくい生地へと変化させました。
この特殊加工は化学薬品を一切使わない加工なので、安心してマスクで使用できる生地になっております。
写真左「特殊加工済」:水洗い後もサイズ、生地表面の質感に変化が少ないことがわかります。
写真右「未加工品」:一回りサイズが縮み、表面も細かなシワが発生して縮んでいる原因がよくわかります。
社内で洗濯実験をしてみましたが、結果は一目瞭然! 同じサイズの生地を同時に洗って乾燥させてみましたが、特殊加工の成果がはっきりと出てくれました。
【生地の薄さ】
ふわっと柔らかい薄いシルク生地で、マスクの形を保持できる硬さのフィルターを包んでいます。これにより、薄型シルクマスクでありながら、繰り返し洗濯しても形崩れしにくくなっています。